schoo(スクー) これからのインターネットコンテンツ を見て。
Schoo(スクー) これからのインターネットコンテンツ
nanapiのけんすうサンの講義。
「発信者主体」が曖昧というのは、凄く大きなポイントだと思う。
元々、メディアは発信する事に対し責任を負い、また特色としてきました。
新聞も、各社の社説がありそれに賛同する人々が購入していました。
しかし今、その主体が曖昧になっており、例えば恣意的に選別された「まとめコンテンツ」で被害を受けた人が居た場合、その責任はまとめ主にあるのでしょうか。
それとも、2chやtwitterで呟いた個々人にあるのでしょうか。
既にまとめサイトでの恣意的な情報の切り取り方には、批判も出ており、今後議論を深める必要があります。
一方でメディアとしては、情報の主体が複雑になり、何が正か分かり辛い状況の中で、情報を整理してユーザーに届けてあげる「ファシリテーターメディア」とも言うべき物が求められていると思います。
(個人的には、THE PAGEがそれに近いと思います。)
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・Webにおける情報発信の変遷
web1.0は、マスメディアの延長としての情報発信。つまり、従来のマスメディアがユーザーへ情報を伝える手段として、ネットを活用した。
Web2.0は、当時は非常にもてはやされた考え方で、情報発信の力がマスメディアから市民に移ったかの様に話されていた。
が、本質的には一部のネットユーザーが発信側に回ったという事であり、情報伝達の構造的には、発信側の人数が増えた、という事に過ぎない。
Web3.0は、情報"発信"のレベルでは無い「放電(特定の誰かに向けた発信では無いもの)」のレベルで、大多数の人間が話している。そして、それらをまとめたキュレーションサービスが台頭している。
Web2.0との最も大きな違い違いは「発信者主体」が曖昧になった事。
・無責任なメディア
Webメディアは【PV×CTR×クリック単価】の為、「以下に安く、PVが稼げるか」が主目的。
そうなると、記事品質は下がり(ゴシップや裏どりが無い煽り記事)、問題があれば逃げれば良い、というメディアが成り立ってしまう現状がある。
一方、nanapiの記事は"ハウツー"が主な為、爆発的なPVは無いが、継続的にPVが稼げる。
だいたい、月1,000PV程度あれば、それが3年続く記事であると仮定するとマネタイズが可能(300円/1記事)
・今後のメディアの稼ぎ方
①コストを上げても、収益が上がる仕組み
②コストを下げても、品質が下がらない仕組み
上記のどちらかを満たすメディアで無いと、Webメディア自体が崩壊してしまう。
・Web上で価値を持つであろうコンテンツ
情報のニーズ高低と、情報の深い浅いでマトリクスを切る。
情報が浅いけどニーズが高い(Facebookの退会方法等)もあれば、情報が深いけどニーズが無いものもある。
重要視すべきは、圧倒的に情報ニーズである。
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